◇ DQ小説同盟アンソロジー 初夏のネタバレ祭り ◇


◇ 稲野巧実 ◇

はい、というわけで、DQ小説同盟アンソロジー初夏のネタバレ祭り始めます。
昨日の希望届で4/1のテキストレボリューションさんと同数が通販でお嫁入りを果たしまして(テキレボさんは天候に恵まれなかったんだよ(涙)、通販でゲットした皆様から嬉しいお言葉を頂いて、主催稲野、この企画を立てて良かったと思っております。
できれば、スクエニプチのチラシを全て押し付ける程度に、通販希望が出てくれると嬉しいです。レイロウさんのイラストはお綺麗ですぞ。

では、一応、頁順にこの記事は進めさせていただきます。

表紙ー。
表紙はですねー。頑張りましたー。
寄稿者の皆様絶賛いただきました表紙は、当然ながら稲野が描いております。
その選定方法は、『作品に多く登場した人物またはシリーズトップ3』です。
1と2、そして8が多めの傾向で構成されたアンソロジーですが、当然ながら2の作品は3人組で出ておりますので、(CP要素があっても、誰ものけもの扱いされない優しい世界でしたありがとうございます)当然、3人描きます。ムーンちゃんの髪の色はやはりバラツキがありましたので、金と紫両方描いてます。傾向的には大人びた3人組が多かったのですが、稲野が1週間費やしても大人びた3人を書くことができませんでした。画力が足りない稲野を許してください。
1はどこを切っても勇者ローラ要素があったので、こーのリア充とか罵声を浴びせてもらうために、公式CPを採用しました。見た目はオーソドックスな感じです。
8だけは作品数は他のシリーズと同じく多いのですが、登場キャラクターにばらつきが生じておりました。そのため、8の作品の登場キャラクターを書き出し、その中で特に登場回数の多いキャラとしてククールさんとゼシカさんが選出されました。決して、稲野がククゼシ推進委員会なんかに属しているからではありません。結果として8主が描かれない驚きの表紙となってしまいましたが、別の所に8主を描かせていただきました。
あと、DQ小説同盟の顔というべき『本の上のスライム』も描いております。ぷるぷるみずみずしいでござる。
背面は残りの主人公たちとなります。9・10は主人公がメイキングシステムで千差万別のため、メインで登場する人物(ある意味10のナブレット団長描きたかっただけです)が描かれています。
大地の方舟とかは最後の最後に急遽足しております。ちょっと寂しかったんです。

最初の目測通り、表紙絵の混沌ぶりは週刊少年漫画雑誌並みです。そのためのシンプルイズベストタイトルロゴですよ。一目で買い手に訴える圧倒的シンプルロゴチカラ。表紙がぐっと引き締まるのに貢献していただきました。背表紙もバッチリ決まって、言うことなしです!

目次がねー
目次が『ぼうけんをする』なんですよー。冒険の書を選択していただいて、お好きな冒険の書を読んで冒険していただく。紙を使った復活の呪文を採用しております(大嘘)
1頁目の中表紙との繋がりで、ゲームっぽさを出しております。
割とすっきり収まって、稲野、大満足です。

DQ9小説『風は未来へ吹く』
今回担当いたしました9は、DQでは屈指のマイナー作品と思っております。実質販売同数は歴代ナンバリングタイトルでも上位かもしれませんが、反響や印象は大きくありません。このシリーズで登場した主人公の外見メイキングもゲーム業界ではありふれた事でインパクトが少ないですし、すれ違いでもらえる宝の地図システムは画期的でしたが現在は下火と言えましょう。
とにかく、DQ9は読者の知識ゼロで臨むべき作品であります。
9の主人公の姿も定まらない。
ですがリッカの宿やルイーダの酒場の話になると、3と混同する可能性もある。
サンマロウの船の話になったら、他のシリーズと勘違いされる可能性もある。
エルシオンの学園。いやいやいや、さすがにDQで学園モノはちょっと刺激的すぎですよねー。
とにかく、求めたのは他シリーズにはないDQ9にしかない設定であります。そして候補に上がったのが、カルバドであります。

DQとは堀井先生ができるだけ白く残してくれたキャンバスだと思っています。
そこにプレイヤーが極彩色で塗りたくって、自分のドラクエを作るのです。

今回は、稲野が乙嫁語りを読んで日が浅かったのもあるのですが、ドラクエの世界観をより濃密に書き込むお話にしてみました。もうね、読者ドン引きってくらい設定もりもりです。おま、これ、ドラクエじゃなくね? 中東だろ?って勢いです。
でも、今回の作品の趣旨は、『自分のドラクエ』をこれだけ盛れる。二次創作の醍醐味としてこれだけの自由度があると思って書きました。後悔はありません。いや、その、流石にね。ないです。

DQ10『しまっちゃう団長伝説』
タイトルから出落ち。ピンクの8頭身の獣を知ってる人だったら、もうお話を読む必要もないでしょうってタイトルです。
ぶっちゃけると、稲野だけでなく、年の離れた末弟もご存知。いが○しみ○お氏の傑作ぼ○ぼ○ネタです。最近、リメイクも果たしたので、かなりの年齢層にご理解いただけることでしょう。ありがたい限りです。

DQ10は9よりもさらに難易度が高いです。
まずはDQ初のオンラインゲーム。オンラインゲームの敷居を超えられず、未プレイヤーがかなりの数存在するだろうと想定できる作品です。現在も続々と話が進行中であり、内容によってはこれからのプレイヤーの意欲を吹き飛ばす壮大な地雷原です。そのため、アンソロ企画段階ではver.2クリアから先のネタバレ禁止令を発動しております。
10の勇者が女の子なのは、DQスペクタクルツアーのパンフレットにも載ってるので、そこまではオッケーと思ってます。
アンちゃん可愛いですよ。一緒にデートできますよデュフフ…。
失礼、話が逸れました。
さらに、DQ10の主人公メイキングは9よりも広く、さらに細かく設定できます。人間に加えオーガ、エルフ、ウェディ、ドワーフ、プクリポという5種族の姿は、プレイヤーたちの分身というべき強力な固定力を持っています。そのため、DQ10の話はNPCに限定せざる得ませんでした。
そこで白羽の矢を立てたのが、私が表紙にねじ込みたい男NO.1ナブレット団長です。もうね、あんな見た目でアストルティア一番の男前なんですよ!これでケーキは作れて美味しいわ、水着姿は披露してくれるわ、もうねあれほど男前がアストルティアに存在するのがもはや尊い。私なんか団長アンソロになんか参加するほどに(以下一万文字くらい割愛

話に出るオルフェアのイベントはかなり早い段階でクリアできるイベントで、5大陸の一つ目の町の中では難易度が低めだったと記憶しております。ネタバレの心配は限りなく低いと思っております。
プクリポもDQ10オリジナル種族ということで、この話はできる限りオンラインゲームの雰囲気を盛り込んだ内容といたしました。『うんえー』は私も稀に見ますが、『せっきょーべや』はかなり古参でないと知らない話でしょう。末弟がフレンドとバグで遊んで『せっきょーべや』に連行された、体験談を盛り込んでいます。(もうちゃっちゃダメだよ☆って言いながら、反省しないと出られないお部屋だったそうです)冒険の書を消すのは、垢バン。つまりアカウント停止。『ふせー』とはRMT(リアルマネートレード)などの行為を指します。
ちなみに明記はしておりませんが、語りはうちのルアムです。
彼の軽い言い回しが、大変プクリポらしいので採用しました。フランクで楽しいアストルティア!みんなおいでよ!

2017/05/01


◇ 縞 様 ◇

続いては『ぼくたち傭兵団』を寄稿してくださった、縞 様!

とにかく、この方の寄稿はとんでもなく早かったのです。その速さ、参加表明とほぼ同時的な速さ。参加表明締め切りまでには、後書きまで仕上がってたという速筆。もはや素早さカンストしているんじゃないかと思うほどでした。
お恥ずかしながら、主催の9小説よりも早く仕上がってましたorz じゅ、10小説はもう仕上がってましたよ(負け惜しみ)
さらに恥を重ねると、縞様の速筆のおかげで多くの問題点を見出し改善することができました。初主催のわりにスムーズに行えた運営の裏に、縞様が胸を貸してくださった温情ありです。有難や…!

縞様の参加で、ちょっと書く人いるかなぁと思っていた7の心配は消えました。縞様のサイトを訪問されるとお分りいただけますが、圧倒的7率ですからね!もう、この方は7を書くために参加してくれたと思っておりました。
内容も縞様のお言葉を借りるなら、戦闘、哨戒、ご飯の縞様節でございます。
個人的にこの方は聖剣伝説から知っていたのですが、この縞様節がどの聖剣小説にも炸裂しているほどです。この方の多人数の文章の捌き方は憧れますねぇ(聖剣伝説3は最大6名で動いてますから凄いのなんの)
おっと、脱線。
おそらく、今回のアンソロジーの中で最も容赦ない戦闘を描写してくださいました。あ、でも、縞様のサイトの内容に比べれば全年齢向けに加減していただいたと思っております。ご配慮、ありがたいです。
この方の手に掛かれば、重傷なんて生ぬるい言葉で終わらすなんてとんでもないホイミ大活躍劇です。7の主人公たちの未熟さと、必死に生きていこうとする力強さが伝わってきます。そんな死と隣り合わせなら冒険なんか辞めてくださいとか言ってしまいたくなる魔物の強さなのですが、それでも冒険して世界を拡げて行くんだから男というものです。
ご飯も相変わらずの飯テロにございます。私も食べたいー!
マリベル様のツン度控えめなので、マリベル様好きには是非拝見していただきたい。

DQはあぁいう戦闘なものですから、ポケモンみたいに血の出る戦闘ではありません。10ですら血飛沫は飛ばない安全設計です。でも、我々はゲームなので血飛沫も飛ばないし、死に様がグロくないのは知っている。ゲームなのだから、リアリティがなくても気にしないのです。
でもDQのゲームらしさから、二次創作で筆者が描いたリアリティが追加される。
より冒険している感を読者の皆様が感じられる作品をお迎えすることができました。
素敵なお話、重ね重ねありがとうございました!

2017/05/02


◇ 白石妙奈 様 ◇

続いては『世界で一番のお姫様』『本当は分かってる』を寄稿してくださった、白石妙奈 様!

DQ小説同盟の営業部長さんの称号を差し上げたいお方です。いきなり小説のこととは違うだろとかハリセンツッコミ飛んできそうですが、おそらくも何も、白石様の売り込みのおかげで『参加を決めた』『通販の購入を決めた』という方が絶対存在すると思うからです。
もうねー、稲野は宣伝とか売り込みとか、とーっても苦手なんです。
ツイッターはDQも星カビもごっちゃにしているので『こんなDQ小説同盟のアンソロの宣伝をガンガンTLに流すとか迷惑じゃないかなー?』とか思ってるので、一番の広告塔であるツイッターでも宣伝はそこそこ。体たらくな主催でござる。
それでいて、伝手が脆弱なので笑えない。今回の参加者様で交流したことがある方って片手で数える程度しかいないのですよ。それが、こんなにも集まっていただけたのも、白石さまの怒涛の営業あればこそだと思っております。
本当に感謝しきりです。

さて、『世界で一番のお姫様』このタイトルでピンとくる方は、多いのではないでしょうか。
ボカロは一兆年と一夜物語で止まり、割とメジャーどころしか知らない稲野でも知っている。せかぁーいでいーちーばーんのおーひーめーさーまーって、なかなかキャッチーな台詞回しで耳に残る初音ミクの『ワールドイズマイン』のフレーズです。絵もなかなかインパクトなのですが、稲野の画力ではとても再現できませんでした。ぐふー。
内容は『私の彼氏なんだから、もっと私に優しくしてくれるべきだし、そんな貴方を私が、す、好きになってあ、あげてるんだから感謝…する暇があったら手を繋ぎなさい!気が利かないわね!』っていう、高飛車なツンデレでございます。いやぁ、好きです。高飛車ツンデレ。最近逆転裁判のメイちゃんにハマったので、私の好きなCPジャンルだと自覚した次第(大変どうでも良い
歌のパロディですので、ローラ姫の性格が反映されています。逆に歌に男性の情報がなかったので、歌の余白部分が白石様の二次創作の見せ所でありましょう。高飛車ツンデレの代表マリベル様のお相手として良く描かれる優しめな7主ではなく、相手が男らしい1主なので、相手となる男性の性格一つで、ここまで掛け合いが異なるのは見ていて楽しいです。
最後の一言は、ちょうど行が余ったゆえの演出です。
好きですよー。湯水のようなマハラジャ組み。インパクトでます。
二次創作にパロディを引っ掛けてくる作品が、このアンソロジーの幅を広げたと思って間違いないでしょう。
『DQ世界で一番のお姫様』はローラ姫だと、私は思っております。

『本当は分かってる』は2の3人組のお話です。
話題も年齢に見合ったやや大人びた雰囲気の3人ですので、表紙詐欺も良いところでしょう。稲野の画力が足りんかったのです。ぐふー。
大人びた話題だったもので、白石様が大変気を使ってくださいました。ありがたやありがたや。
実はこの話でいちばん好きなキャラがデルコンダル王だったりします。仲の良い大人びた年齢の3人もそうですが、彼のような魅力的な脇役あって話が引き立つというものです。おばあちゃん含めて可愛かった!
この二人で一つ話が書けるほどに、結構脇役が好きになりやすい稲野です。

やはり、DQ二次には恋愛要素は欠かせない!
素敵なお話ありがとうございました!

2017/05/03


◇ 三船 様 様 ◇

お次は『崖の上の宝物』を寄稿してくださった、三船 様!

稲野的にはサマルトリアの人なのだが、別垢では10ヒューザの人となりつつある様子。だが、参加表明時点ではサマルトリアの方だったので、絶対2を書いてくださると思ってました。
とにかく、あとがきのビジュアルがまんまです。あとがきの絵と共にお読みくださいと、※つけて置きたいくらいです。
和気藹々ほのぼので生き生きとして書く、起承転結がかっちり決まったお話です。なんかもう、アンソロジー小説のお見本ってくらい綺麗に決まって、その才能羨ましいとか薬草噛んじゃうレベルです(稲野はHPが回復した!)
動作や仕草がしつこすぎない程度に、ですが細かく多めに書き込まれているのでキャラの感じや生き生きとした躍動感に繋がっていると感じます。一回でできない、万能じゃないのが3人が集まって一つの大きな力になる感じを読者に伝えてくれます。その文才羨ましいとか魔法の小瓶がぶ飲みするレベルです(稲野はMPが回復した!)

このお話ではムーンブルクの王女の髪の色が、光の加減で金から紫に移り変わるという設定を使っておいでです。この設定を見たとき、『これだ!』とか思わず叫んでしまいました。
というのも、参加表明時点で2が多めなのは感じておりまして、表紙を3人が飾るのもほぼ決定という感じでした。その表紙のムーンブルクの王女の髪の色を何色にするべきか、が問題でした。なにせ、金色も紫も公式設定。多数決で金色が多かったら金色にするかとも思いましたが、のけ者感があっちゃあいけない。
それを解消するのが『金も紫も一緒に描いてしまえ!』である。
表紙の3人が大人っぽく描けなかったのは、稲野の技術不足ですすまんですーぐふー。

カッコ閉じの前の。は、つい最近本人様のつぶやきがなければ、気がつけませんでした。(お前は何見てるんだ)
違和感なかったですよー!(笑)

2の3人組が仲がいいのは大正義です!
素敵なお話ありがとうございました!

2017/05/04


◇ 夕凪 雪 様 ◇

頁も中盤に差し掛かってまいりました。夕凪 雪 様で『剣士の幻影』です!

思った以上に7執筆者がお見えになって嬉しいです。
『7といえば』とアンケートを取ったら、10位以内に入っているだろう最初の石板の物語。DQ7が歴代屈指のストーリーの長さを誇ることもそうですが、今まで魔物一匹出てこない平和な世界から魔物と争いの世界ですからね。そのギャップからくるインパクトは相当だったでしょう。なので、カラーストーンも割と覚えているし、マチルダさんとハンクさんの名前である。
今回寄稿していただいたのは、過去と現代の間のお話。ゲーム内では名前すらでてこない、村の子供達のお話です。
彼らの頑張りを見守っているうちに、緑のカラーストーンに癒しの力があって主人公達が重傷を負ったハンクさんの為に採石場に潜ったなとか、初期装備でおっかなびっくり冒険に出る気持ちが思い出されます。ただし、5のレヌール城探検みたいな明るさはないです。かなりシリアスです。
あと、オニムカデ。個人的にムカデ系硬くて苦手でした。
魔物から強敵感が伝わってきます。大変、手に汗握る戦闘で子供だから当然劣勢になって負けそうなんだが、そんな時に!的な王道的展開。好きです。熱血系の少年なのでとても合います。
アンソロジーでは異色と言える物語かもしれませんが、DQではそれほどでもないかもしれないと再確認します。
もともと、DQの主人公が貴方自身という理念のために、主人公がややオリジナル化します。FFみたいに名前や性格が1から10まで決まってもいません。その設定の自由度から、今回のゲーム内で描かれなかった外側もすんなり読者に受け入れられると思っています。
かなりアンソロジーの幅を広げてくださった作品だと思います。

この話で初登場するのが『ー(ダッシュ記号)』です。
お恥ずかしながら、私はダッシュを使いませんのでかなり新鮮な気持ちで見させていただきました。『…』みたいな扱いですが、間がかなりのスピードと尖った演出をするので戦闘に合う感じです。
しかし問題。
このダッシュ記号、編集用に使っているソフトでは連続しないのです。つまり『ーーー』な感じで切れて間が開いてしまうのです。txt段階では連結していても、コピペで原稿段階に持って行くと切れます。ダッシュ使用者に色々お伺いを立て、最終的にダッシュは連結することにしました。今思えば連結して大変良かったです。紙面が美しいです(変なところにオタク気質)
さて、この連結ですが図形で細長い四角を作り、それを選択範囲で削り取る方法を採用していました。それをコピペしてダッシュ部分に重ねて連結させます。使用者はダッシュを多用される傾向にあるので、重ねる方法が一番手っ取り早いです。そしてアンチエイリアス、つまり滑らかに見せるためのぼかしが全くないように確認しないとボケて綺麗じゃなくなります。そこはこだわりというやつです。
夕凪氏のお話が一番長いダッシュを使っているので、ぜひ美しいダッシュ連結をご堪能ください(笑)

少年少女の元気なやりとり、結構好きです。
素敵なお話、ありがとうございました!

2017/05/05


◇ とんぼ 様 ◇

だれてきているが、じわじわと書き連ねて行くんだぜ!とんぼ様の『魔界豆腐』です!

このお話を寄せていただいた時、私は愕然としたものです。この話一つだけで、アンソロジーを買う価値がある。すごい話が来たものだと…。
これで破壊光線やら咆哮が聞こえたら、超巨大怪獣映画さながらです。読んだ瞬間に思い浮かんだイメージは、某巨大怪獣の映画ポスターでした。
さて、私あんまり菜園やらガーデニングやらないのですが、それほどの知識がなくてもお読みいただけます。むしろ鉄腕DA○Hを見ているレベルなら十二分にご理解いただけるし、わからない部分もちょっとファンタジーな豆っぽい何かと認識していただければ大丈夫です。
豆が がうがう してますが、むしろ憎たらしさと可愛さが表裏一体だと感じることができるお話でしょう。日本人の食への執念と、妙にSっ気を刺激されるお話です。
一番最後の鍋の具材の訂正が来た時、タラならば仕方がないと深々と頷いた私でした。というか、既に私の中でその白身魚はタラでした。

しかし何と言っても、5といえば嫁論争。
アンソロジーの注意事項に、嫁論争に発展するような誹謗中傷はお避けくださいと記入するべきか本気で悩んだシリーズです。(ツイッターでの嫁論争はすごいらしいです。私は知らないですが、超デリケート話題だと思っています。とりあえずフローラ派ですがデボラ様には一度は踏まれなくてはと思いつつDS未プレイです)
とんぼ様のお話ではビアンカさんがお嫁さんですが、全然、嫁が誰でも気にならない大豆の存在感。本当に素晴らしかったです。このアンソロジーは全ての嫁派に安心してご購入できると、胸を張って売り込むことができます。ありがたい限りです。
想像以上に天空編が少なくて驚きましたが、とんぼ様といえばHPのタイトルから絶対5だと思ったので貴重な5のお話をお寄せいただいてありがたい限りでした。

とんぼ様、重ね重ね素敵なお話をありがとうございました!

2017/05/06


◇ 愛 琳 様 ◇

どんどん行きたい!愛 琳 様の『空のきせき』です!
まだ頁折り返しまで来てないとか、誰だよこんなボリュームの本作ったやつは!

個人的印象ではこの方の3人組も大人びた感じの2です。
やーーーーーっぱりですねーーーーー、2は武器のロマンでいっぱいですヨーーー!ドラゴンキラーの造形なんか絶対2派で、8からなったあの剣形態なんか天空のパチモンじゃないんですか許しませんよーとか言っちゃうくらい2の造形が好きです。そしてはやぶさの剣。攻撃力は低いものの連続攻撃ができる代物は、今の時代のDQではゴリラみたいな上腕二頭筋を持つ戦士たちの愛用爪楊枝です。攻撃力が低いなら腕力で補えばイイじゃないかと、当時のサマルトリアが聞いたらひっくり返ることでしょう。水の羽衣の伝説もここから始まってますね。10ではいくら頑張っても透けません。11に期待しましょう(何を)
すみません。こういうの語り出したら長いです。5のトロッコ並みに吹っ飛んで行きます。
とにかく、何が言いたいかというと、DQ2の名物武器揃い踏みってところですね。はかぶさはバグなのでカウント外です。
この爽やかな3人組のやりとりに隠れた、2の名物武具コンプを寄稿段階で気がつけなかった主催は無能ですorz

いや、もちろんちょっとロレムン風味っぽいのですが、そこまで踏み込んだ感じではないのでありがたかったです。
ロレムンサマムンとCP要素で対立はしていないので5の嫁論争程ではないですが、ちょっと心配だったりしました。個人的な話ではありますが、公式小説の痛烈なロレムン恋愛ストーリーが大変辛くて今でもトラウマです。
皆様の二次創作は優しいです。読んでても誰も除け者にならないので、安心して読めます。

さて、ここら辺で場面転調に関しての雑感をごにょごにょ呟かせていただきましょう。
場面転換の記号などは、寄稿していただいた内容をそのまま用いています。数字の方もいれば、記号の方もいらっしゃいます。
場面転換の間隔は2行と3行がありますが、これもほとんど寄稿内容に依存します。詳しくはアンソロ企画のアナウンスをご参照ください。皆様たくさん買いてくださっているので、圧倒的頁不足に陥りがちです。間隔は2行派が多かったですね。
愛琳様や私の場合は3行なのでばーーーん!と躊躇いもなく改行挿入です。安心の三行。なんの迷いもございません。
しかし2行になると話は違います。2行の場合は別レイヤーで記号を打ち込んで、改行して空欄になった2行の間にそーーーーっと挿入してます。真ん中になるようそーーーーっと置いてますけど、よく見ると左右どちらかに寄ったりしてるかもしれません。味わいとして受け取ってください(おい)

愛 琳 様、素敵なお話ありがとうございました!

2017/05/07


◇ ヤミー 様 ◇

ヤミー様の『勇者ソロとゆかいな仲間たち』、ようやく折り返しですよ!いきますよ!

正直、DQ4でオールキャラを書いてくださるとは思いませんでした。
何せDQ界でも屈指の巨大カップリング、クリフトアリーナの存在がありますからね。DQ4はカップリングものだろうとか思っていたんですよ。
それが!驚きの!オールキャラ!
2の感想祭りでも触れましたが、私は大人数を一つの話に登場させるのってかなり苦手でしてね。10頁に8人、いや、9人わいわいさせるとか、とんでもない!とかパソコン前で仰け反り通り越してイナバウワーしてましたよ。
個人的にこのDQ4は私のDQ4感をいろんな意味で塗り替えてくださいました。
まず、故郷を壊された勇者が、不幸のどん底にいるのはよくある二次創作のお話です。そんな勇者くんが、仲間の暴走に切れて「パーーーーーだ!パーーー!!」とか言い始めるんですよ。クールとかイケメンの代名詞の4主が…!と、目玉飛び出るかと思いましたよ。
その経緯に流れる中で、トルネコさんがしっかりしていないのも個人的に珍しく感じました。お財布の紐を握っている人が、彼の場合が多いのでしっかりした金庫番のイメージがあったりします。ヤンガスでもダンジョン内でお金預かってくれるので、やっぱり私の中では彼は金庫番なのです。
浪費の説明の中で導かれし者たちの厚みがバッチリ出ているのも、ヤミー様の筆が成せる技。普通に読むだけでDQ4未プレイの人でもDQ4のキャラが分かる、さりげなく高レベル文章が披露されております。
ちなみに言葉を伸ばす『ー』は繋げていません(笑)

webではそんなに気にならない『!!』『!?』などですが、二文字までは半角にして縦中横にて納めています。
執筆者の皆様にご留意いただき、ほとんどの縦中横で納めていただきました。
縦中横を使わないと
 マ
 ジ
 !
 ?
みたいなダサい感じになりますのでね。
大事です。

2017/05/08


◇ 風華 凪 様 ◇

続きましては風華 凪 様の『興国のタクティクス』『そして小説へ』です!

さて、今回寄稿された小説の中で、最大の文章密度を誇る風華様の作品にございます。
ぱらぱらーっとめくっても、その圧倒的密度が目につくレベルです。私も貧乏性からみっちり文章をねじ込むタイプなのですが、この密度にはちょっと届かないなぁと思うばかりです。
1と3の連作を寄稿してくださっています。

稲野は1好きなので『特筆すべきは…』とか言っちゃうんですが、とにかく『興国のタクティクス』の1主は変化球です。DQ小説同盟のDQ1小説には全て目を通しているは言い過ぎですが、8割くらいは読んでいる稲野でもお目にかかったことのない1主です。ビジネスマンが勇者になったという感じ。
そのあまりの変わった感じに惚れてしまい、修正編集の修羅場中に軽率なコラボまで展開する始末です。稲野は素敵な1主を拝見すると軽率にコラボしたがるので、ご注意ください。
目の付け所が素晴らしく、こんな竜王の誘いの捉え方があるのかと驚きました。ナルホドであります。

この1の前日談になるのだろう話が3の『そして小説へ』です。
おそらくも何も、DQ小説同盟のサブタイトルが決定してから執筆してくださったんでしょう。ありがたい限りです。別のタイトルだったらどんな内容だったのか、ちょっと興味がありましたのはここだけの話です。
この話で1主の根っこがビジネスマンな理由がわかります。

この二つの話を繋げているのが、吟遊詩人ガライさん。
ガライさんは3にも1にも出ている、ゲームでも全く矛盾しないキャラなのですがそれをうまく活用した設定であります。二つの話に同じキャラが出ているからこそ、短いながらに繋がりを見いだせるお話になっている。ためになります!

とにかく竜王の誘いの捉え方は、こんなアンソロに載っけちゃって大丈夫なのかってくらいすごいと思ってます。身にあまる光栄です。素敵なお話をありがとうございました!

2017/05/09


◇ トト 様 ◇

ついに10まで来ましたよ!
トト 様の『とある不運な夜のこと』、語りまっす!

8が3作品きましたが、見事にバラけてくださいました。
8は仲間との絆みたいなものが多作品よりも濃い目に書かれている印象です。会話システムや入れ替わりがPS2版ではないので、余計にそう思うのでしょうね。
カップリング系かと思ったら、なんとオールキャラいただきましたよ!
野営のお供はやっぱり飯テロにございます。この方はシチューですよー。夜気は冷えますからねー。冬だけでなく初夏ぐらいまでシチュー大歓迎ですー(お前の腹具合は聞いていない)
そして野営といえば招かれざる客にございます。ここまで色んな方の戦闘描写があふれていましたが、この話が今までと少し違うのは戦えない者を守らなくてはならない、という所でございましょう。今までのは怪我人や戦闘不能者が出たとしても、全員が戦える人です。
しかし、このお話は旅の同行者に、ミーティアちゃんがいますからね。トロデ王は木の枝で兵士ぶっ飛ばす人なのでカウント外です。パトリシアちゃんは元々馬なので度胸が据わってると思います。ファルシオン、やつは…そう…もう少し進んだら…白き導き手に…(以下10ネタバレなので略
とにかく、戦えない護衛対象がいるんですよ!
その護衛の対象をいかにして守るか、そんなことを前面に出して執筆している。ここが他のシリーズと8の違い!8主が兵士であり、仕える主人がいるという大きな設定が生かされる瞬間です。
そしてラスト。
もう本当にしょんぼりです。もうね、アンソロで一番しょんぼりしました。あーーー、もーーーー、本当にせっかくの飯テロがぁ…。しょんぼりー。

心がいろんな意味で動かされる、素晴らしい一作でした。
重ね重ね素敵なお話、ありがとうございました!

そういえば、文章最後に『おわり』的な一文をつける方が多くて、個人的に驚きました。
つけない人、つけても個性的なので興味があったら追って見てください。

2017/05/10


◇ yuzu 様 ◇

いつのまにか後半戦に突入か!
お次は『尊き永遠をその身に』でyuzu 様です!

なんと!yuzu様のお名前は、全角英数+文字ごとに対して文字間隔を調整しているのです!お名前は美しく!稲野のこだわりです!横文字で書かれるべき英文字は横では等間隔で美しく整って見えますが、縦書きにそのまま流し込むと縦に弱いのが露見します。日本語書体は正方形で縦書き横書きに対応できますけどね。

さて、DQのドロドロ具合が酷いところはFFの並みじゃないと思っております。
個人的に5のカボチ、7のメモリアリーフ、8のククールマルチェロがらみがポンポンと上がるところ。
特にククールマルチェロ絡みは、二人が目麗しい関係で二次創作界隈ではかなりホットな題材になったと思います。人間関係が濃いめに描かれる8では、この異母兄弟の関係は他とは違ってかなり目を引いたことでしょう。ハッピーエンドになり得ない相容れない終わり方をしたPS2の続きが、DSで描かれたくらいですからね。
二次創作ではククールマルチェロの確執からその心の闇を描かれる方が多く、今回のアンソロでもお寄せ頂いたきました。
基本的に稲野が書けないジャンルの執筆は、非常に尊敬します。キャラクターを精神的に追い詰める系は私が執筆できない分類で、心がきついのが無自覚なゼシカちゃんや、心がきついあまり壊れ気味なククール君を見るのは辛かったですね。そうした上で救済できる流れを作れる人は本当にすごいです。
内容がかなりヤヴァイ事にはなってますが、発言のみで実行してはいないのでR18Gレベルではないと判断しております。最終的に壮大な締まり方をしたので、ククール君の気持ちは解脱の悟りに至ったと思いました。
アンソロジーの幅が広がるお話でした。

あと、DQではかなり大きいカップリングジャンルのククゼシですよ。
ククールがどんなに陰鬱な設定でも、救い上げるゼシカちゃんの包容力(not胸)の力は偉大です。

重ね重ね、素敵なお話ありがとうございました!

2017/05/11


◇ 良崎 歓 様 ◇

もう残り指折り数えるほどになってきました!
続きましては良崎 歓 様の『いっぴきおおかみ と わたし』です!

さて、良崎様も委託ではありますが、同じテキストレボリューション参加者であります。アンソロと平行にご自身の原稿もやらねばならないとか、本当に申し訳なく思いながらメール打ってました。ここまで後半の配置になったのは稲野の不手際だがな!

さて、良崎様の3小説はすごいです。何が凄いかって、10頁に3話構成というとんでもない感じ。2作品寄稿してくださる方はいても、3話構成は良崎様だけです。たとえ、同じ3パーティ設定で構成され、2話3話の登場人物説明が省けるからと言って誰でもできることではありません。
小説の内容も、DQ二次創作では外すことのできない、やさぐれた勇者です。勇者を期待され心を閉ざした少年(または少女)の心が、仲間との交流で成長して行く王道ストーリー。これにさらに恋愛要素まで加わって職業性格よりどりみどりなんですから、3最高説は今後も安泰でしょう。
とにかく、DQ二次創作を語るならひねくれた3勇者は外せないくらい重要です。
それをピンポイントで狙い打った良崎様には、感謝しか申す言葉がありません。この3勇者像を触れずしてアンソロが完成していたら、ちょっと塩気の足りない料理みたいになっていたでしょう。

内容も、出会い、衝突、受け入れてくれそうな期待感を持たせてくれる、勇者の危うさと成長を魅せるチョイスです。
露骨ではありませんが多分そうなんだろうなぁ程度に匂わす勇者武道家カップリングも、個人的に好きです。屈託無い真っ直ぐな武道家ちゃんが、好きですねぇ(*´∇`*)ほのぼの
ちなみに、同じイベントで頒布されたDQ3本にも、今回アンソロに寄せていただいた以外の彼らのお話が収録されています。通販も実施中だそうなので、よろしければ…!
https://silentfrog.booth.pm/

重ね重ね、素敵なお話ありがとうございました!

2017/05/12


◇ 32 様 ◇

もう残り頁も後わずか!32様の『薔薇の迷路の中で』行きます!

この方もお名前特殊な数字のみ!半角じゃあ小並感なので、全角英数の特殊仕様!
さて、この方も頁ぱらぱら眺めるだけで違いに気がつく、個性的な紙面を構築しておられる!なんと!webでよくある一文後に一行開ける的スタイルを、縦書きでも貫いておられる!webでは縦が無制限ですので、読みやすさかレイアウト的意味合いなのか改行が< br >じゃなくて< p >な感じのスタイルが割と多いです。
個人的にはみっちりーと詰まっているのが好きなんですが、web公開の方で< p >改行の小説形態は一定の支持を得ておられると思うのです。いや、全然良いんですよ。そこは好みの問題ですから、自分が良いと思うデザインが最強です。
この一行開けを乱発するスタイル、何がすごいって、マハラジャレイアウトです。制限を気にしない贅沢な文章組み。私もこの手の文章を組んだことがなかったので、どんな仕上がりになるのか心配だったのですが全然問題なかったです。
(というか、テキレボさんで何人かの小説本を読んだ時、割と自分のところのレイアウトは読みやすさ重視のマハラジャレイアウトだった。もっと詰まってたり、もう少し字が小さいものもありました。以外にいけるものです)

内容も今までとは全然感じが違います。
ひたすらに女子会です。今までの冒険、ロマン、戦闘という男臭さが一切排除された女子の世界!
すごく…ファビュラスです(寄稿受け取った時期的にkanou姉妹inコミケでした) 今までの小説全てに当てはまらない、女の花園。本当にお姫様は可愛いと綺麗と砂糖で出来てるって思うくらい、ファビュラスな話でした。
でも、個人的にミーティアちゃん最強説は好きです。ローラ姫もそうですが、お姫様なのに旦那様尻に敷いちゃう強かさがあるのは好みです。

このアンソロジーの幅凄いなって思う1作でした。並べると女子会の威力が会心の一撃のインパクト仕掛けてきます。それでもDQのらしさは失われないので好きです。
本当に素敵なお話ありがとうございました!

2017/05/13


◇ 朝来 みきひさ 様 ◇

最後のお一人! DQ小説同盟盟主であらせられる朝来 みきひさ 様で『そして彼女はドラゴンと』です!

はい!一番怖いネタバレ祭りフィナーレですよ!
流石に感想はご確認とりませんが、ご注意飛んできたら速攻でこの記事は取り下げる!

ふぉおおおお(いなの は テンションを あげている!)

というわけで、参加者様各位にほぼ脅迫めいた、『原稿最後の人は大トリね!』って内容。名誉のために申しますが。決して盟主殿が遅かったわけではありません。盟主殿は上から数えた方が早いくらいに、提出早かったです。
さて、それなのになぜ盟主殿が最後かというと、

ご本人から最後がいいと申請があったからです。

よく発表やらそういう場で、一番は嫌、最後は嫌と申すもの。なら最初は主催が行くべと、稲野が一番です。盟主殿も『DQ小説同盟の盟主』として締めねばならぬだろうという思いあっての、大トリだと思います。
内容も大トリに相応しいものになっています。特に締めが秀逸です。

盟主殿は文字組みのレイアウトめっちゃ凝ってまして、必ずこの文字がここにくる的に配置を計算した寄稿をされてこられました。皆様、ぜひ盟主様のこだわりのレイアウトをご堪能ください。

3の設定で1の設定が千差万別に多様化する大変良い例を、文章化したような作品です。
ちょっとお目に掛かったことのない1主設定です。かなり竜王が不憫に思えます。竜王さんは名前しか出てこないのに、有無も言わさず巻き込まれてとても可哀想だなぁと同情してしまいます。いや、仕掛けたのは確かに竜王さんなのだが、討伐理由も愛と平和と正義の名の下に的な意味ではあるのだが、口は災いのもとで討伐されちゃうんだろうなぁと不憫です。
本当に口は災いのもとで、私も気をつけねばというところ。
何を言っても面白みを削ぐネタバレになるので、一番無難なネタバレをいうならばやっぱり勇者とローラは結婚するだろうということです(そりゃあ、公式でそうなりますからね!)
ただし、結婚の理由が100%愛かどうか(以下マホトーン)

盟主殿にはDQ小説同盟の全面的なご支援と宣伝をいただき、本当にありがたい限りです。直に相談したいなって時に、すごくイイタイミングで近くを通りかかってくださって大変スムーズにお話しできて助かりました。
今回は参加者に限った参加でありましたので、参加者名簿からDQ小説同盟の各自のプロフィールと作品一覧にリンクもさせていただきました。
各執筆者様の抜粋で素晴らしいCMサイトまで作っていただきましたし! 見ていない方は今からチェックですよ!
http://dqnovel.yoake.org/event/anthology/
このアンソロジーの一つの目的がDQ小説界隈の活性化であったのですが、その核となるDQ小説同盟様がちょっと賑わったり華やいだりしたのかもしれないと、自惚れてみます。盟主殿分析では、参加者の5%が参加されたとか!100人で5人。200人で10人。ちょっと前の消費税と同じだから、DQ小説同盟は脱退者数含めるととんでもない数の大手同盟だってよくわかります!

盟主殿には素敵な寄稿、そして多大なご協力、重ね重ねありがとうございました!

2017/05/14


◇ あとがき・フリースペース ◇

はるばるきたぜ最終章ー!
というわけで、最後はあとがき・フリースペースを語っていきます。

もともと、文字書きweb発表だけの方が、原稿製作に関わったことがないという前提でスタートした企画です。
『あとがき・フリースペース欄は代理製作可能』というサービスを、スタート段階から展開しました。サービスご利用の方は、割合としては三割あるかないかです。どれくらいサービス利用されるか想定していなかったのもありますが、私が想像していたよりも代理製作サービスは需要があったような印象です。
ちなみに文章だけお渡しで製作を依頼した方で、スペースに余白が発生した方に限り、飾ったりしてます。ちょっと稲野のセンスが足りてないなって思うことが度々ありました。反省してます。
しかも、このフリースペース、アンソロジーとしてはかなり大きめです。並び順は作品掲載順になっていますが、アンソロジーの個性がここでもかなり光ってる気がしなくもないです(代行してるからちょっと新鮮味が足りない)
ちなみに、あとがきフリースペースで、カスタマイズできる9と10主以外で表紙を飾れなかった主人公が救済されてますw

本当に皆様の素敵な作品と協力があってこそ出来たアンソロジーだと思います。
いろんな作品が読める小説のアンソロジーは、読書家さんが面白いと思えるような様々な作品が集まったと思います。絵柄とコマ割りから規定ページ数では実力が発揮されにくい漫画よりも、小説の方がボリュームを感じるのでそれも嬉しい。
振り返れば、ちょっとごにょごにょ反省するべきこともありますが、概ね執筆者様のご要望に添う製作を行えたと思います。ホストといえる初主催がこのように完成品と素晴らしい幕引きで終えられたこと、終わりよければすべてよしということで成功と自惚れたいと思います。
この経験は、まさに私の同人活動において財産です。ちょっと世界が広がった気がします。
けっこう、サプライズとか他人を楽しませるのが好きらしく、アンソロジーはそういう稲野の性分に合ってました。今までの自分の二次創作とはちょっと違った分野だったので、本当に色々勉強になりました。
あとは、一人でも多く、この素晴らしい本を手にとって読んでいただくため、頒布に勤しんでいきたいと思います。

在庫はまだまだあるから、遠慮なく通販ご利用ください!

それでは、長々と続きましたネタバレ祭りにお付き合いいただき、ありがとうございました!

2017/05/15