□ 2024 DQ9小説完全版進捗記 □


□ 稲野のDQ9完全版進捗記1 □

今年に入って何故かDQ9加筆の筆が進み、DQ10ver7アップデート当日に書き上がりました加筆修正版。今年には9小説完全版を紙媒体で出したいし、来年1月のイベントにも出たいです!
と言うわけで、イベントに向けて進捗など語ったりする。1と明記するだけあって、続く。多分続く。
稲野の小説は基本的に執筆開始時に着地点がある程度決まっており、DQ9も現在連載中のアストルティアの星も例外ではありません。今回の9小説はその執筆方法で最も恐ろしい事が起きたと言えましょう。執筆開始後に追加配信された公式要素です。かなり世界観の根底に触れた追加要素に、執筆開始時に立てた計画は土台から揺さぶられ、サイトでの執筆は完全に止まり、どうにか強引に完結させたのが9小説です。
今回の完全版は追加配信の要素もきちんと織り込んだものです。
それでも、サイト版の要素は一つも欠ける事はなく、サイトで描いた要素を非常に丁寧に盛り込んだ形になります。まぁ、稲野らしいっちゃらしい熱くなれよぉおお!展開はありますが、概ねラスボスも着地点も要素もサイト版と同じです。

さて、DQ10ver7アップデートの果ての大地がDQ9の未来の話らしいんですが(怖すぎてメインシナリオ走破後はサブクエとかマジで触ってない。まぁ、稲野は基本的にアストルティアの空気吸いに行ってるからサブクエとか普通に古漬けみたいになってますけど)、その影響をほとんど受けずに加筆修正を完走できたことは誠に喜ばしい。実際にメインシナリオ触った後も、変える必要ないな!ってなってなおうれし!
しかし、なんか又聞きだか小耳だかに挟んだDQ10が9の続編って話を信じて、ver1の段階でアインツケネス組が投入されてるんですが、あの話マジだったんだなぁって思ってます。
とにかく、9のシナリオは10に関係なく完成されている訳で完全版は何も怖くないでしょう。むしろ、10に組み込んだ9の設定、特にあの二人組が大丈夫だったかが、これから公式による赤ペン添削が入る訳で戦々恐々な訳ですよ。はぁー、おそろしー。

話は逸れましたが、三月末くらいに加筆修正を完走し、原稿制作に入りました。
今回の本はいつもと違う印刷所さんに依頼予定なので、テンプレートから違います。そして、久々に自分の本ですので、色々と挑戦をする予定です。
まずはアンソロぶっつけ本番だと参加者の会心の一撃飛んでくるんで、自分の本でしかできない段組の調整。文章の一文字列を一文字増やしました。つまり縦の伸びた訳です。これで1頁50文字増えるんですよ嬉しいですねー。奇数頁上のタイトルとかも微妙に下に寄せ、ノンブルこと頁番号も1ミリくらい上にしました。
ぶら下がりの対応もよりやりやすく!なりました!(編集する自分だけが嬉しい)

今回のお話は全て偶数頁始まりです。
その為、偶数頁で終わった場合は奇数頁にコラム的なイラストとか小ネタを入れる予定です。全部で11個あって白目剥いちゃう(その中で決まってるの5つくらい)。いや、1完全版とかで挿絵やりたかったんですけど、技量が足りなくてですねぇ。ようやく今回、行けそうな気がしてやるんですよ…(吐血)
今回の印刷所さんがベタ塗り濃度をトーンに直してはくれないところなので、デジタルトーンを検索したよ!イラスト技術ってすげーーー!!って感動しちゃった!
まぁ、大変は大変なんですけど、今から見直して頁変動が起きる調整がでた時に、修正しやすくなるのは嬉しいです。うちの本はのどという見開きを大きめにとって読みやすくしているので、奇数偶数が入れ替わると調整が大変なんです。それがほぼ固定になれば頁番号をスライドさせるだけなので楽チンなのです。たぶん、らくちん…(実感はしたくない)

そんなDQ9完全版計画を立てたところで、加筆修正版の文字を原稿に流し込むんです!
ただ流し込むだけじゃない!
稲野のケチ性が大爆発して、文字を詰めたり大忙し。次の頁に移行する際の読みやすい文章の切れ方だったり、縦文字にして見つかる修正がバンバン入ります。でもねぇ、直すといい文章になるんですよ。サイトの文章とか本当に読み物になってるのか不安なレベルで良くなる。流し込みは、一日2話が限界でした。

そして本日ついに、全ての話が原稿に流し込まれました!!!!!!

本文以外に目次とか奥付とか入れて、表紙を抜いて246頁!!!!!
表紙入れたら250!!!キリがいいとか思ってんじゃねぇよ!!!!!

あぁーーーーーー!!!!200頁超え!!!!!!!死!!!!!!!
これから確認とかしていくのですが、よほどヤバいミスがない限りは確定です。
しかし、今後アストルティアの星を紙媒体にすると、200なんか軽く超えて下手するとver2で上下巻発生する未来が見えて本当に恐ろしいです。9小説完全版マジでいい出来だからさぁ、腹括って本にしようねぇ(血涙)
ちなみに、こんなところで管巻いてるのは、あとがきの内容を導き出す為なんです。
本当にさぁ、稲野は後書き苦手でさぁ。
考えてみてもくださいよ、紙媒体なんて死んでも残っちゃう媒体に日々上げてるブログ連載の末尾に載っけてるうわーーーーっとかうおおおお!とか載せられないっしょ。こう、真面目にそつなく文章まとめたいじゃん? そんな後書きの量多くないけど、何も考えずに9小説めっちゃ難産でしたとか書いちゃいそうだしぃ。
アンソロ主催もする稲野。イメージ崩して参加者さん集まらなかったらヤじゃん!!!!(お前ぇ)

さぁさぁ、頑張って素敵な完全版を作るべく頑張るんだぜ!!
(友人が貸してくれた返却期日の迫る詰み本を眺めながら…)

2024/04/19


□ 2 □

うおおおお!稲野は、ついにコラムに手を出したぞ!!!!いえぇあああああ!!!!
稲野的にもコラムというか挿絵というか、なんかイメージみたいなのを小説に差し込むのって夢でしてな!特に、世界地図なんぞロマンの塊なんですよ!!!!!!
でも、悲しいことに世界地図書こうと思ったら上手く描けない!!!!必然の死!!!!!
しかし、世界地図差し込もうとかちょっと思ったら、突撃しようと思ったんです。無謀?わかってるよ!!
まずは我らが故郷地球の世界地図を要観察する。
グーグル先生に『世界地図 簡略化 イラスト』で質問だよ!
いろんなタイプがあるのだが、総じて言えるのは一言。

!!!!!バランスだ!!!!!
スカンジナビア半島がデカくても、なんか大陸の形がちょっと変でも、バランスがととのってりゃあ地図の体裁が保てる!!!!稲野も絵は何はとりあえずバランスって人だからわかる!

だが、フリーハンドイコール死なのは、今までの挑戦で骨身に染みてるので、今回は図形攻めです。四角大陸の形をとり、角を丸くする事でハコの開きっぽいかんじで、統一感とバランスを整える。
そして地図ロマンのお供のコンパスも検索して図形攻めして、そして格子を差し込み…
英語版の地名を検索して白縁取りして(白縁取りしないと、線やトーンに文字が喰われて見にくくなるんですよね。パッケージデザインの会社勤めてた時に学んだ)
海にデジタルトーンを流し込む!!!!



うわあああああああ!!!!!!ちずだあああああああああ!!!!!
すげぇ。地図だ。
稲野が長年夢見たファンタジーロマン…………
一生に一度はやっておきたいと思ったやつですよこれ
自分の本でこれができるのめっちゃ感慨深いぃ………(砂になっていく)

コラムページはあと10もあるし、表紙も手付かずなのだが、あんまりにも地図ができた感動がデカすぎて日記になってしまった。感動が深い。

2024/04/22


□ 3 □

現在、三度目の正直となるべく就職活動もそもそしてます。
今回、全国規模の超大手介護事業所に挑むんですが、求人窓口の電話番号が0120で『ふ、フリーダイヤル???』となりながらも、ハローワークの求人票がそれなので倣ってお電話すると、マジでコールセンター繋がるんですよ。(直前に調べるとwebでも求人窓口あったので、項目記入とかこっちでする(たぶん、電話対応は内容を聞き取って入力していくんだと思う)Webの方が良かったのかなぁとか考えてしまいますね)
これが、大手の力か………と驚き慄いています。

はいよ!本題!!!!!





うおおおああああ!!!!コラムこと、おまけ!!!!完走!!!!!!
しゃああああああっっっっっ!!!!!!!

たいっつーではアタリを上げ、線画が整ったら上げて、完成したら上げると、進捗が見えていたと思います。完成したらそれ以前の状況は消去されるので、リアルタイムの方々だけが見れた特権ってやつですね。
ですが、たいっつーでは相変わらず完成したおまけが見れるので、気になる方は見に行ってください。メディアをぽちりすると、一通り見れます。

総勢11枚のおまけページが完成しました!!!!
自分としては偉業みたいな出来事です。
かつて、初めての同人本であるDQ1完全版を出す時『挿絵入れたいなぁー』とか言ってたんですが、技量の無さが仇となって出来ませんでした(出来ていないことは他にもあって(しかも指摘されても気が付かなくて)、技量の無さが露呈しまくった最初の本でしたね。はぁー、苦い思い出ですよ)。なんだかんだ、アンソロジー主催や合同紙で漫画なんて事もしたりして、今回、久々の自分の作品の完全版発行です。
なんとなく『挿絵入れようかなぁ』と思っての挑戦です。
最初は挿絵というよりもコラムみたいな扱いで始めたんですが、最終的にはその話の補完的内容や、キャラ紹介に当てて描く感じが強くなってブレたのは苦しかったですね。うーん。最初はハクメイとミコチのこぼれ話みたいな感じにしたかったんですが、なんであぁなっちゃったんだろう? いや、最初の、 DQ1完全版の時に描いた挿絵に近いイメージではある。コラム的なアレは最近に得たイメージなのです。でも、まぁ、頑張って描いたし、絵はデカい方がいい(偏見)

これが吉と出るか凶と出るかは、印刷して紙媒体になってみないと分からないです。
まぁ、子供の書いたようならくがきや、湯気の中に放り込んだようなぼやけにはきっとならないと思うので、最低限は見れる絵にはなってくれると思っています……。いや、願っています。

2024/06/04


□ 4 □

表紙ができました!!!!!! 詳しくはたいっつーで見てください。
完全版の伝統から、主人公どーんって感じの表紙です。コンシェルジュ立ちの姿勢で、天使の服は個人的には男性主人公のデザインの方が好きだし、ひらひらは太かったり、小さいから履いてるのはタイツじゃなくて膝丈くらいの半ズボンだったりと自分の手癖に魔改造されています。
1は朝焼け、3は夕焼けイメージですから、9は星空一択です!
ここ最近、おまけでモノクロばっかり描いてたから、カラーが楽しくてずっとヘラヘラしてました。あーーーーー。カラー本当に楽しい。ずっとカラーだけ描いていたい。
前回の完全版が7年前発行とか、年月の流れに震えが止まりません。その間にアンソロ3本上げたんだっけ? 合同本も一本出してるし、何気に同人活動はしているらしいです。そんな私の技量もだいぶ上がっておりまして、今回の表紙が今までで最高の出来だと思います。凄く良い。
本当は裏表紙も凝ろうか迷ってたんですが、結局、9のシンボルである女神の果実と世界樹を連想させるモチーフで終了した。あんまりくどくない方がいいかなぁって。
値段を見ても戻さないでくれるよう、表紙の気合い入ってまっせ!!!
今回はCMYKでもそんなに劣化しなかった配色だったらしく、ちょっと赤いじっただけで終了です。
今回は筋入りという加工をしていただく為に、プリントキングさんを選んだと言って過言ではないです。というのも、今回の9小説も250とかぶっ飛んだページ数なんですが、アストルティアの星はそれを軽く超えてくるのが確定です。Ver1は一巻で収まるでしょうが、2・3は上下巻確定だし、なんなら上下巻で収まるのかもわからない。
稲野は1も3も200ページ内に収める、端折りの匠だったのではないのか…?
一応、プリントキングさんは300ページが上限なわけですが、250ページでも背表紙幅15mmとあんまりうすくないブックが出来上がっているわけです。
とにかく、この筋入り加工というのをすると、本が見やすくなるという恩恵が得られるので挑戦したい!!!ってなっています。本が快適に読めるとか、欲しすぎる環境設定…(トゥンク)
そんなわけで、筋が入る場所に濃色が配置されているといけないので、ちょっとうすくしてます。問題があったら印刷所から連絡が来ます。怖いですね。震えが止まりません。

んなきゃっきゃしてるのなんか今のうち!!!!!

書き出しです!!!
ついに全てのデータが出揃いまして、入稿のためのデータ制作が始まります!
今までも細心の注意を払って原稿制作していましたが、書き出しから本気を出していきます。これに不備が出ると印刷会社さんにご迷惑がかかりますから、必死です!!!!
まずは全てのページを1ページずつ書き出します!
246ページの物量が稲野に襲いかかる!!!!!
今まではグレースケールで書き出しをしていたのですが、今回はモノクロ二階調でやってみます。これはグレースケールで作られたデータでも、この濃さだったら黒、そこから少しでも薄ければ白と白黒はっきり分けるデータ形式です。つまりアンチエイリアスはオフ状態になり、データは白と黒の二つしかない。
ものすごく軽くてびっくりしちゃう!!!!!!
グレースケールでもお試しで同じデータ出して見比べるんだけれど、3倍くらいデータ量が違うのでイマジナリーグレーのデータ容量すごいなぁって思ってしまいました。

全てのページを書き出したら、次は最終推敲。
一応、推敲は何重もしているんです。
本文に文章を流して一回。適度に見直して二回。何気に今回の筋入りのためにずらし調整掛けた時に三回。そして最終推敲で四回。実際にはもっとやってる。暇があれば推敲してた。
それでも、3ページに一個の割合で修正入るの笑えない。
下手すると流れまで直したやつもあって、なぜ、今までの私はそれでオッケーしたの?って宇宙猫みたいになってる。
稲野はですね、状況によって見る目が変わる質らしく、追い込まれた時は今まで見えなかった物が見えたりするんですよ。最終推敲は本当に最終というだけあって、これが終わったらもう入稿するつもりってんだから必死です。
プリントキングさんのありがたいところは、原稿テンプレートがサイズ固定されているので、サイズと解像度チェックが必要ない事です。本当に助かるありがたい。それでもチェックしたけどな!(悲しき習慣)
一気に100ページやった日には、目が完全に霞んでいましたよ…。

3日間かけて最終推敲やって、最終ノンブルチェックです。
ノンブルとはページ番号のことです。ページの右下とか左下にあるページ番号ですね。これが抜けなくきちんと並んで、データ番号と同じである事を確認します。
書き出しで問題ないと思うでしょうが、最終推敲でデータ入れ替えたりとかしてページ抜けの可能性もあるのです。とにかくノンブル確認は印刷会社さんでもやってくれるんですが、完全データ提出が基本なので直しが発生しないよう気を配らねばなりません。なにせ、自分ができない事をやっていただくのでね!金銭が発生するとはいえ、不備がないようにするのが礼儀です!!!

そして圧縮。(圧縮のデータ名指定ないので右往左往していたんですが、入稿する際に個別に番号が振られるらしくそれにして送信しました)
58.7MBとか、二階調であんなに軽くなったのに恐ろしい………。

入稿手続き!!!!!!
最大の難関です!稲野は!事務手続きが!!!!とても!!!!苦手!!!!!!!
本当にねぇ、事務仕事できる人尊敬する。
それくらい苦手。
介護福祉士の試験受ける時、筆記試験よりも大変だった。申し込みとか本当に鬼門であります(特に必要年数の勤務証明が以前勤めている職場からも必要だったので、胃に穴が開くと思った……)
まずは会員登録です。
ちょっとログインしにくくてドキドキしちゃう。
まだ、一社しか印刷依頼歴がないので、注文の仕方がカタログからなのちょっと驚いた。なんか、『同人誌印刷依頼はここからな!』って項目が独立してなくて、『こんな本が印刷できますよー』的なプラン項目から依頼に飛ぶので毎回迷ってます。
そして、初めての方限定のクーポン使っちゃうぞ!
って思って注文ページ進めてたら、クーポン入力項目がない!!!!!
え?なんで?見逃した?と思ったあまりに、問い合わせしてしまいました。お問合せもすぐに返ってきてくれて、そのままやれば入力項目あるから大丈夫!って言われたのを信じて進みます。きちんとクーポン使えてよかった!
どうして間違えたかは、文章では説明しにくい……。

どうにも、案内の画像と同じ状況が、3つくらい前の手順の段階で表示されているので見誤った感じです。
案内の番号では手順1・手順2・手順3を踏まえた状況を示す表示なのですが
実際には手順1の段階のページで、手順1・手順2・手順3を踏まえた状況を示しているように見えたので、クーポン使用の項目を見逃したのか、それとも項目が発生しないのか?と思い至ったようです。
初めての人は心がピュアだから、額面通りに受け止めちゃうね…。
レビュー漫画書く時は、後進が困らないよう書いておこう。

このプリントキングさん、特におすすめしたいのはデータチェック後に入金になる事です!
いやぁ、他の会社だと差し替え1ページでも追加料金発生しちゃうので、欲がないプリントキングさんを心配してしまうけれど、本当にありがたいと思います…。

よっぽどデータ不備で連絡なければ、次は本がくる!!!!!!

本がくる!!!!!!!!

待って、こんなことダラダラ書いてたら、データチェック終わったので入金してくださいメールきた。ちょっと早くてびっくりしてる。私はお急ぎってお願いはしていなかったはずだが…?
明日入金行ってこよう…!

2024/06/25


□ 最終回! □

オフラインにDQ9小説完全版追加しました!
イベントでの頒布は来年頭に行われるTokyoFesのスクエニオンリーに参加したいと考えていますが、自家通販はイベント前に対応していきます。欲しい方はご連絡ください!



いえぇあああああ!!!
今回は初めて違う印刷所さんにお願いしました! タイッツーで運営しているご縁で、プリントキングさんです!
DQ9本完成しました!!
完成までweb連載十年以上、編集で半年掛かりました。
いや本当に本の形になってよかった…感慨深い。たたき台的意味合いのあるweb版ですら完結するか怪しく、そこから編集して納得の内容になったの奇跡でしかないと思っています。今回は印刷所さんを変えて、初試みである挿絵を足しているので色々と変革の一冊となりました。

まずはプリントキングさんの印刷から!
表紙印刷はCMYK書き出した原稿が反映されていて、とても良い発色です。タイトルのリッチブラックが触るとぷっくりしてる。可愛い。筋入りという加工は濃い色が載せられないのであえて背表紙と同じ白50%(だったかな?)を乗せた薄めの仕様にしたんですが、問題なくいけてます。想像以上に筋入り薄くて細かったので、こんなに分厚くせんでよかったかなとか思ってます。デザイン的にも悪くない筋入り背表紙の流れを作っていますね。今度はもう少し細くするか…いや、あまり細いと印刷所さん大変だもんな。
画像をご覧ください、この厚み。背表紙幅は15mmです。さすがの私も分厚い薄い本と表現せねばならぬレベルです。170頁台のDQ1小説でさえ分厚いと感じませんでしたが、レベルが違います。これくらいの分厚さになると流石に『おぉ…』ってなる。A5の保護ビニールが入るかとても不安。
さすがの頁数で段ボール箱が二箱で来たのにはビビりました。絶対本にカッター当たらないぞ!って段ボールを加工してくれたプリントキングさんの配慮に痺れます!何気に仕様チェックが入ったカードとか、初めてのご利用ありがとうございますって一言嬉しいです!
タイッツー割引とか始めたら是非に参加したい(からDQ10小説の原稿編集もぼちぼち始めたい)
どれくらい重いんだろう…。(まだ考えたくはないが500g以上は確定ではないか?)

大事な中身も成功です!
やはり200頁超えると開きにくくなります。筋入り対策でノド(本の背表紙側)を広めに取ったのですが、大正解です。すっと開いて快適に読める環境尊いですね!
上下に一文字ずつ文字数を増やしましたが、問題ない感じです。
逆に今までの行間の広さが、狭くなった余白とのバランスを崩し煩く感じてきているので、きもーーーーち1行に満たない程度に行間を狭めて小口側を広げて全体のバランスを取りたいところです。今回はノドの広さをとる事を優先しましたし、失敗というほどの見苦しさではないです。こうしたらよりバランス良くなるんでないかなー程度です。
筋入りは表紙の紙が分厚くなるほど真価を発揮するタイプと見ましたが、筋入りの部分でばこっと折れて広がるので本を支える指の負担が軽減されている感を感じます。DQ10小説でも継続採用しよう!
文字のインク乗りの良好です。
ただ、本文紙が前回と同じ上質紙90Kなんだが、妙につるつるする。うーん、仕入れ先の違いなんだろうなぁ。以前利用していた印刷所さんの上質紙90Kの、ちょっとざらっとした質感好きだったんだけど、みんな違ってみんな良いってやつかなぁ…。さわさわ。(紙オタクなので紙質にうるさい)

どうにもトンボ入り原稿だと編集画面が全体を俯瞰して小さく見えるので、全てが気持ち大きくなっています。文字は今までのサイズを踏襲しているので変化はないですが、絵はその影響をモロに受けた感じですね。
おまけ絵もトーンの具合も良く、二階調で出した為にボケもない。しかし大きい。ですが、初めてのおまけページにしては上出来です。嬉しいな!背表紙の女神の果実、ちょっと大きかった。最初に比べれば小さくしたんですが、もっと小さくてよかったです。

何はともあれ、うれしいなぁ!!!(にこにこ!)

2024/07/06